床屋さんの看板のように、ソフトクリームのように、螺旋状に引き上げる。
ピルエットやアンディオールでも例えられるこの表現。
何を伝えたいのか、何をしたらいいのか。
一緒に体験してみましょう♪
看板やソフトクリームのように“螺旋状に“引き上げるという指示には、体の高さが大きく関与しています。
美しい所作の秘密がこの言葉に込められているのです。
‘螺旋=回旋‘の捉え方について、解説します。
アラベスクやポーズなどに転用してみましょう。
例題1
床と平行に体を捻ってみましょう。
瓶の蓋を開けるように捻ります。
試してみよう
- 頭の上に手を乗せる
- そのまま体を捻る
手を押さずに、そのまま体を捻ります。
肩や骨盤は、床と水平なまま動かしましょう。
肩や骨盤を平行にしたまま捻ることを覚える「初期」や「修正時期」に必要な発想だよ。
例題2
肩や骨盤を平行にしたまま捻ることがわかったら、体を上げながら捻りを加えてみましょう。
体が上がるので可動が広がります。
さらに、体が長く伸びていくので、非常に美しいラインを描くことができます。
試してみよう
- 頭の上に手を乗せる
- 手を押し上げながら、体を捻る
体を上げることをプラスすると、肩や骨盤の水平が崩れやすいから注意しよう!
看板とソフトクリームが必要な理由
ポジションが正しいのだから“例題1の方法でじゅうぶん!“と思うかもしれません。
肩や骨盤の水平ができるようになったら、例題2へ進んだ方が良い理由は何でしょう?
例題1では、実際に体は下がってはいませんが、上がってもいません。
これをそのままバレエに持ち込むと、気をつけていても実際には、体が下がりやすいのです。
例題2のように「上げながら捻る」を入れることで、「体の高さを保持」もしくは「より高くする」ことが可能になります。
床屋さんの看板やソフトクリームのような引き上げ方。
まとめます。
- 肩と骨盤を水平に保ったまま、捻りを加えましょう。
- 時期によって【適切】が変わることを認識しましょう。
- スパイラルの入れ方
- 背中を基準にした動かし方
- バレエ動作につなげる
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2つの捻り方を試してみよう!