2022年6月21日開催
足裏はこう使う~ポイントはタイミングと環境整備~
結論、11時代というのは最も改善しやすい時間帯です(笑)
これは、JBPのスケジュールが“11時代、16時代、19時代“の設定になっている中での話ですが。
やはり、その日につけた癖や、方程式から思いっきり外れた動きが少ないので、本題をしっかりやれば、それなりの結果が出やすい傾向にあります。
もしかしたら、本人は動きにくいのかもしれませんが、実際に表れているものは、他の時間帯よりいいんです。
他の時間の場合、癖をある程度押さえないと、新しい(正しい)情報が体に入りません。
まだ、16時代はいいですが、19時代というのは、結構ガッツリその日の癖がついています。
「あれ、いつもこうじゃないのに、今日はこういう癖をつけてきたな」と思うこともしょっちゅうです。
私たちは当然、この癖を薄めるところから始めます。
本人が気づくと、どうしてもその日やりやすい方に引っ張られますから、できるだけ本人に気づかれずにチューニングしなければなりません。
これが、本当に厄介で、本当に疲れる作業です(笑)。
本人からしたら、そんなことをしているなんて思わないでしょうから、ただ、内容をやっているように思えるでしょうし。
あまり、やりがいはありませんが、これが大事なんです。
もちろん、例えば16時代でいい体の動かし方をやっていれば、それが良い方に現れやすいのも19時代。
そういうメリットもあります。
ただ、基本的に19時代の指導というのは、なかなか難しいものがあるのです。
そういう意味でこの日の11時代、苦戦することもあったでしょうけれど「この時間に設定してよかったー」と思える内容でした。
(比較的、操作が難しい内容でしたので)
まず、この日の内容は「バレエの動き」に照準を合わせてますので、これまでの「フット、足裏関連」からグッと内容がレベルアップしています。
なんだったら、足裏から動きを生み出すということになってくるので、写真を撮るときにキレイに見えればいい(要するに静止)とはいきません。
こういうのが、SNSの弊害だってこと、気づきましたか?
特にね、写真だったり、ムービーだとしても静止画を繋いでいるような見方だと、こういう観点がなくなっていきます。
そうすると、動きの整合性が取れなくなります。
そうすると、動きがヘンテコになります。
仮に、反復刷り込みで、形や動きがバレエっぽくなったとしても、ケガが多くなります。
大人の場合、ケガより前に動きがヘンテコになるので、ある意味わかりやすいのです。
ここで気づけば、よくなっていく。
下手に動けたり踊れたりすると、刷り込みで形自体は取れるから気づけない。
気づいたときはケガをしていると、そんな状況が多いわけです。
それはいいとして。
今回は1つ朗報があります。
末梢、足指なり、足裏というのは、特に大人から始めた人にとって「動かない」代表的なパーツです。
どうにかこうにか、念じるかのように念力を飛ばすわけですが、人によっては「まるで、神経が通っていないよう」に動かない、というわけです。
ここに関しては「1段階上がったな」という方が増えてきました。
結局、足裏を使うって言っても、足指がある程度動かせないと、適切に活動させることができないのです。
足裏だけやってりゃ、筋肉がつくってものでもない。
なので、足裏が働けるだけの足指というのが必要になってきます。
今回、いつもと違ったなと思ったのは、“足裏が張れる、活動できる人“は、エクササイズをやればやるほど、足が疲労したとしても、どんどん張れるし、足指が伸びるということ。
逆に、まだそこが足りない人は、疲れてきたりすると、足裏が緩み、足指が丸まってくる。
もちろん、今回、抜群に成長した方々もこういう時期はあったわけで、それを乗り越えてきたということでしょう。
今回、いまいちだった方も、続けてみてほしいものです。
JBPに来て、しっかり体を動かしていれば、急成長した人のように動くようになるでしょう。
自分だけでやっていると、知らず知らずに代償をしていたりもしますし、なかなか限界まで追い込むのはできないですから。
それは、しっかりサポートしますし、お付き合いします。
バレエ動作の方でいえば、今回の場合、バーレッスンがポイントになります。
センターだと、例えば、最後のアラベスクのアンシェヌマンのように“体は前にするけれど、アラベスクにあげる脚はそうではない“と言ったように、空間の使い方が複雑になります。
これは、足裏と動きの構造がある程度理解できていることと、それがある程度できることが前提になります。
ここで「足裏はどうしたら動くんだっけ?」とやっている時間はありません。
なので、バーレッスンで体に入れておくことが、最重要になります。
足裏や足指、甲といったフット関係のアンシェヌマンを作るのは、非常に難しいです。
エクササイズでさえ思うように動かないのです。
バーとなればさらに動かなくなり、代償が増えます。
それを“センターでできるようにして“となっても、それは難しいのです。
エクササイズでは動くけど、バーでは動かない。
これなら、方法がある場合もあります。
(普通はないですよ(笑)、バーで動いていなければ。JBPならって話です)
思うように動かないのを承知でセンターのアンシェヌマンを組むのは本当に難しい。
卵がないのに、卵焼きを作れって言われているようなものです。(笑)
そうしたことをご理解いただいた上で。
今回の場合、センターができるに越したことはありません。
が、それよりも「将来的にはできるようにしたい」また、こうした動きのためにバーレッスンをやっているのだという「ビジョン」を持てたことが重要だと感じています。
当日も言いましたが、大人の土台は「反復」ではないですからね。(それも大事ですが)
フェーズ1と2で行った動かし方を大切にしてほしい。
そう思います。
よくがんばりました。また、やりましょう。
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