おしりを締めるのか、閉じるのか。
おしりに力を入れるのか、入れないのか。
そんな議論を相手にしている時間はありません。
大人にとって、おしりの活動は必須アイテムです。
やってもやらなくてもいい。
けれど、あなたが抱えている問題のほとんどに、おしりは確実に関わっているのです。
おしりをどうするかについては、冒頭のように相反する言葉を聞いたことがあるかもしれません。
いずれにせよ、ここでは「大人」に限定してお答えしましょう。
その大人に確実に言えることは“何もしなくて良い、ありのままでいい“と言えるエリアではないということ。
“程度“や“活動強度“の調整が必要な場合はあっても、活動していない状態になるのは、あり得ないということ。
つまり、電源は入れておかねばなりません。
そうしないと股関節を正しく動かすことができないからです。
おしりの筋を目覚めさせることで得られるメリット
強い、弱いの前に、おしりの筋肉に電源を入れましょう。
バレエにも必須ですが、おしりが正しく働いていなければ「正しく立つ」ことさえ、ままなりません。
さて、あなたが手にするメリットを簡単にご紹介しましょう。
- 上体をしっかり立たせる。
- 股関節が使える。
- 支持側が安定する。
- 脚腰にかかる負担軽減。
- 体と頭が活発に活動できるようになる。
もう少し、具体的にみてみます。
- 背中を立てる、骨盤を起こす、正しい立ち方・姿勢。
- アンディオールはもちろん、全てのバレエポジションと動作で求められる。
- 一般的な言い方をするなら「軸が取れる、安定する、立てる」
- ケガのリスクを減らせるだけでなく、動きやすくなる、可動域が広がる。
- おしりだけでなく、頭を含む全身への血流がよくなる。
“おしりの筋肉がつく➡︎血流が良くなる“脳の認知機能に良い影響が出ると言われているよ。
年齢を重ねるほど、やらなきゃならない項目でもあることを認めよう!
これが真実、大人のおしり事情
まず、最初にお伝えしたいのは、おしりのエクササイズや筋トレをしても、おしりが大きくなることはまずない、ということ。
おしりが大きいのは、むしろ活動していないから。
“おしりが大きくなった➡︎それは筋肉がついたからだ➡︎だったら活動させるのをやめよう“
そう思うのは自由ですが、間違った見解を広めるのはやめましょう。
脂肪がたっぷりつけば、おしりは大きくなります。
おしりを小さくしたいなら、積極的に活動させること。
そうすることで、股関節が動きやすくなるだけでなく、日常生活での美しい姿勢や所作に繋がります。
バレエが上手な人のセオリー、あなたに教えます
バレエが上手な人に
- おしりが
- 緊張感がなく、垂れている
- 膨張して大きい
そうした人はいません。
この状態では、バレエを踊ることができないからです。
バレエでは必要だからこそ、上手な人におしりが休眠状態の人はいません。
おしりを活動させることに無関心でいたり、目を背けていると、そもそも正しく立つことができません。
やってみよう
おしりの筋肉を目覚めさせること、活動することの重要性がわかったところで、日常でもできる「おしり対策」をご紹介。
- レッスンでは常に、おしりをひと回り小さくすることをする。
- 日常、歩幅を意識的に広くする。
おしりに力を入れる、入れない、というよりも、「小さくする」というのがポイント。
歩幅を広くしようとして、頭や胴体が前に倒れては意味がありません。
背中をしっかり立てましょう。
バレエにおいても、日常においても、おしりが休眠状態ではお話にならないほど、前提条件となる大事な項目。
まとめましょう。
- おしりの休眠状態はあり得ません。早急に対応しましょう。
- おしりの筋肉は、股関節を動かす働きを持っています。
- 正しく立つ、正しいバレエポジションと動作は、おしりの活動なしでは達成できません。
- 日常生活などで取り入れられることを積極的にやってみましょう。
たっぷりしっかり股関節
同日開催のこちらもオススメ
あなたにクエスチョン♪
股関節機能に大切なのはどこだったかな?