高いルルヴェをするために必要な項目。
意外と忘れられていることが多いので、ここで解説をしましょう!
絶対に必要
例え、高いルルヴェをするのに十分な筋力があったとしても、正しい体の動かし方を知っていても、足指付け根の可動域が十分でないと、高いルルヴェをすることはできません。
・足指付け根の可動域が十分でないと
・正しく動かしたくても
・それをできるだけの筋力があっても
・実際に高いルルヴェにすることはできない
意外と忘がちですので、もう一度、整理しましょう!
どっちのタイプ?
足指付け根の可動域が十分でないのに、高いルルヴェをすると、こんな症状が表れます。
・踵が上がらず、低いルルヴェのまま
・踵の高さはあるが、重さで上げているだけ
前者は、初心者やルルヴェの時に何をするのか把握できている経験者に多い症状。
後者は、「ルルヴェを高くしたい」と思うあまり、バレエのお約束やどうあるべきかが抜けているケースに多くみられます。
高いルルヴェは魅力的だけど、一方で、バレエは踵上げ競争ではないことも認識しなきゃならないね。
どれだけ上がるかも大事だけど[どのように]上がっているか。
そのフォルムが重視されるよ。
なんでもいいから、踵が上がればいいわけではなく、質と量の両立が求められる!
解説
先ほどの後者[踵の高さはあるが、重さで上げているだけ]言葉にすると良さそうに感じます。
ですが、踵が上がっても他の部位にこんな症状が出ていることを見逃すべきではありません。
・膝が曲がる/緩む
・膝を押し込み
・上体が不適切なポジション
骨盤/おしり、立っている脚の太腿などに寄りかかったままルルヴェすると、膝を伸ばし切ることができません。
また、経験者の場合だと、膝を押し込んでルルヴェしているケースも見受けられます。
また、このように誤った上体のポジションをとっていないかのチェックをすると、誤りに気づき、正しいフォームへ近づく第一歩になります。
フォームチェック
・肋が開いていないか/胸を前に突き出していないか
・頭が前に垂れていないか/後ろに引きすぎていないか
・引き顎になっていないか
・腰やおしりを後ろに引いていないか など
可動域不足の代償として行われていたことが、習慣化されている場合もあります。
フォームの修正と共に、可動域の確保をしましょう!
可動域を広げよう!
大人のあなたが、可動域を確保する順序。
ステップ1:他動ROM
ステップ2:自動ROM
自他動に関しては、こちらの記事で解説しています!
関節可動域について知ろう 〜可動域を広げる順序〜方法
まずは、自分の手で可動域を確保します。
できるだけ、ギューっと足指の付け根を手で折り曲げましょう。
手を離して、足指が下がらないようにキープ!
これで、実用的な可動域を確保していきます。
傾向
ルルヴェで踵が上がらないタイプは、このエクササイズをした時に、他の足指に比べて外側が上がりにくい傾向にあります。
・第5趾(こゆび)
・第4趾(くすりゆび)
こちらは、特に意識して動かしてみましょう!
まとめ
高いルルヴェをするために必要なことをまとめましょう。
- 足指付け根の可動域を確保しましょう。
- 踵は上がればいいのではなく、バレエのルールに則ったフォームを必要とします。
- 他動→自動の順序で可動域をつけましょう。
お腹が引き上がっていると、踵も上げやすくなるよ!