【大人専用バレエワークショップ】
2023年6月27日開催
▶︎裏腿優位で脚を上げる
▶︎体作りのワークショップ
ワークショップの様子
裏腿優位で脚を上げる
形式を重んじる舞踊である
クドゥピエ・ルティレ・パッセのガイドライン、わかったと思います。どれを選択するかは、瞬発力や持久力など含む、あなたの身体の機能状況やレッスンで求められていることによって異なります。
その上で、現状で最も重要なのは、思い通りにできることよりも、それぞれのフォルムを取れるか、適切な軌道を取れるかにあります。
例えば、つま先を高い位置に持って来れたとしても、支持脚から離れてしまっていれば、ルティレとは判断されません。バレエは形式を重んじる舞踊ですから、その枠内でどうやって動くかがとても重要です。枠からはみ出たら、それはバレエではありませんし、決して個性でもありません。
不適切な動きをしていると、筋肉や関節が活動していたとしても、不適切な動きを正しいと身体と脳が覚えてしまいます。
裏腿の活動がある程度できる人に関しては、この辺りを客観的に判断できるようになると、身体の能力が動きへと反映されると思います。
裏腿対策
「ボールを潰す」という、ただそれだけでも裏腿の状況が読み解けます。ただ挟むだけになっているのか、しっかり潰せているのか。ボールをしっかり潰せるようになった時、今よりも股関節が動くようになる事でしょう。
簡単なことのように見えますが、潰せない人にとっては、なかなか難しかったと思います。その場合、おそらく、裏腿の体感が薄かったり、エクササイズはまだしも、バレエ動作での感覚がないなど、悩みがあるはずです。(気づいていれば)
この解決法は、やるしかありません。「どうしたら潰せますか?」という話ではなく、この形でできないと、ルティレに関する動作に支障が出るからです。一定期間で結構ですので、感覚が薄い、入れようとしても入らないなどに心当たりがある場合は、健康のためにもエクササイズをやっておきましょう。
裏腿があまりにも弱いと、バレエだけでなく、日常生活への影響も懸念されます。ボールを持っている方、気軽にやってみてください。
意識しているのが伝わりました
エクササイズ、意外ときつかったと思います。ただ、バレエ動作に移行してからがとても良かったです。
特に驚いたのが、アティテュードデリエール。裏腿が入るだけで、こんなにも膝が外向きになるとは、良い連鎖・連動をしている証拠!
そして、裏腿の重要性を改めて、実感しました。
特に都内だと、いろんな先生の、いろんなレッスンがありますが、理想のクラスを追い求めるというより、その先生のレッスンスタイルをうまく活用してみてください。
それができれば、大抵のクラスで対応できるようになります。先生主導ではなく、あなた主導で!バレエを楽しんでれたら嬉しいです。
体作りのワークショップ
モビリティ・エクササイズ
今回の体作りWSのテーマは「モビリティ」でした。厳密さよりも、大きく動くことを優先に。とはいえ、アクションを大きくすることで、むしろステビリティにも効くということも実感したのではないでしょうか。
正直、今までになくキツかったですね‼︎ それは、動きそのものというよりも、エクササイズバンドの特性と、特性を活かしたエクササイズだったことが大きな要因です。
どんなに正しいフォームを作ろうとしても、苦手なところなどでは、無意識に抜けてしまいます。無意識に、意図せず、だから自分ではなかなか気付けないものです。指摘を受けて意識したとしても、ダイレクトに動きに伝わるかというと、それもなかなか難しいものがあります。
エクササイズバンドを使うことで、半ば強制的にあるべきフォームに近づけてくれるので、そうなると、きついわけです(笑)
ただ、1つだけ言わせていただくと、きつかったということは、少なく見積もったとしても、普段より正しいフォームを作れているということなんです。
個人的には、一緒にやっていて何回の頭の中に「サボロー」が出てきましたが、皆さんと一緒ということもあり、なんとか乗り越えられました…グループワークの良さですね!
ツールを使いこなす
今回、私たちが実際に確認したいことの1つに「エクササイズバンドを使いこなせるか」があげられます。もし、厳しいようなら、ツールなしのエクササイズに切り替える用意もしていました。
とはいえ、そんな心配は必要なかったようです。
ゴムの特性、伸張性を活かして動くことができました。JBPが始まった頃は、ツールを使うとツールに振り回される、動かされるような状況でしたので、随分発展したんだな、と感心しています。
ということで、当日の話にもありましたが、エクササイズバンドは正式採用です(笑)
きついかもしれませんが、皆さんの味方になると思います。筋力だけでなく、協調性や調整力も身につきますし、身体の使い方をダイレクトに学びやすいですから。
ダンサー体型を目指すなら、今のところ、このエクササイズが一番、皆さんに適しているのではないかと思います。もちろん、エクササイズのスピードなどで負荷の調整はできますので、今回ほどキツくないエクササイズも作れます。
尻込みせず、またトライしてくれることを望みます!
乗り越える力
先ほども申し上げたように、サボローが何度も出現するほどキツイエクササイズ。大人になると、「乗り越える」のが、精神的に厳しくなる傾向があります。
それでも、乗り越えられましたね!そのハートと実行力、素晴らしいです。ここまでやりきるって、大人になるとなかなかありません。これぞ、【完全フルアウト】です。
いうことありません。よく頑張りました。ただバレエを習っているだけとは、明らかに違います。ぜひ、誇りに思って欲しいです。お疲れ様でした!
追伸:足が攣りやすい方は、レッグウォーマーがおすすめです。
JBP
はじめての人は必ず読みましょう
▶︎https://juncotomono.info/attendance-workshop/