「見た目を言葉にするとそうなるだけで、実際の動かし方とは違う」
バレエではよくあることです。
それゆえに、体で表現する場合【Aのように見せるために、Bをする】を計算する必要が出てきます。
“上体を大きく使う、腕を長く使う“も、その1つです。
大人に多い“言葉の通りに動く“ことでありがちなこと。
それは、バレエの型・形式から外れてしまうことです。
こうなると、ルール違反でレッドカード。退場です。
バレエのルールを守りつつ、ファインプレーをする方法を2つのステップでお伝えします。
ステップ1:ポジションを崩さない
“ポジションが大事“と言っても、具体的に何を譲れないのか曖昧なケースをよく見かけます。
- 動きの中で、腕の長さを変えない
- 動きの中で、肘の向きを変えない
最低でも、この2つは守りましょう。
特に、腕を長く使おうとして肘を必要以上に伸ばし切ってしまったり、その結果、肘の向きが変わってしまいがちです。
「腕を長く」とは、実寸を伸ばすことではないので注意しましょう。
(ポジションが正確に取れていることを前提として)
ステップ2:大きさ、長さを強調するのは、実はココ
バレエのルールを守りながら、大きく長く見せる方法は、意外なところにあります。
- 後頭部は後ろ
- 胸を前
このベクトルでテンションを作ります。
横から見た時に、頭と胸を反対方向に引っ張り合いをします。
上体を大きく見せたい、腕を長く使いたい場合、このテンションを高めていき、プラス体全体を望ましい方向に倒していきます。
腕を伸ばすのではなく、上体を「動かす」のです。
上体を大きく、腕を長く使う。
言葉だけで表すのは難しいですが、まとめましょう。
- 「Aのように見せるために、Bをする」必ず、覚えておきましょう。
- バレエの型・ルールは必ず、守りましょう。
- 後頭部と胸のテンションと上体を倒すことで、大きく動く、長い腕を実現させましょう。
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ファーストステップ♪
今日中に、テンションのかけ方をやってみよう。