この記事では、体幹をしなやかに強くするカンタンエクササイズを紹介します。目的を持ってやってみると、寝るだけでも効果があります。リリースとインナーマッスルに刺激を入れていくものです。コンディショニングの一環としてやってみましょう。
レッスンで表れる症状
バレエレッスンをしていて心当たりはありませんか?当てはまることが悪いのではなく “把握できる段階にきている” ということです。
つまり、自覚がないときよりも、ずっとずっと前進しているということ。自分自身を褒めつつ、次のステップへと進みましょう。
□肋・肋骨が開きやすい
□胸を突き出してしまう
□出っ尻・骨盤前傾になりやすい
□反り腰と言われてしまう
□脚を引いていると指摘される
一見、異なるお悩みに見えますが、共通した原因があります。気持ちよく、エクササイズをしてみましょう。
用意するもの
今回使用するテキストは、「リリースエクササイズ」です。
ボールさえあれば、寝るだけという超カンタンエクササイズを紹介しています。
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- 腹直筋リリース(10ページ)
”レッスンで表れる症状” に当てはまるタイプは、鳩尾(みぞおち)に ギュッ と力が入ってしまいがちです。お腹や背中を働かせて引き上げようとすると、無意識に鳩尾に ギュッ と力が入ってしまいます。(代償運動)
この代償運動が起こると、”レッスンで表れる症状” が出現します。一生懸命、引き上げようとすればするほど、意図せず表れてしまう理由です。
リリースをすることで、代償運動が起こりにくい環境を作りましょう。お腹や背中の代わりに鳩尾が ギュッ としなくなると、腹背筋が働かざるを得ない状況になるため、バレエ的引き上げに近づくことになります。
鳩尾の位置取りに関しては、こちらも参考になります
大人のバレエ 踊りやすくするためにカラダを整える[バレエ参考書]
▲21ページを参照背骨のアライメントと腰背部のリリース(8ページ)
しなやかで強い体を作りましょう。テキストに記載の内容から、さらにモディフィケーションを加えていきます。まずは、8ページのリリースを行いましょう。モディフィケーションの効果をもたらしてくれます。
モディフィケーション
□8ページ①の姿勢をとります。
□そのまま、片膝を伸ばします。
→腿は動かさずに、膝下を動かして伸ばしましょう。
□元に戻し、反対側も行いましょう。*ボールから落ちないように気をつけましょう。
*慣れてきたら、リズミカルに動きましょう。
*支持足裏が床を圧すことで、安定させます。さらにレベルアップ!
□体を長くすることで体幹の安定性(スタビリティ)をつけましょう。
□ボールの上でコロコロ転がらないようにしましょう。ボールと体の接地面を変えません。慣れてみたら1ミリも変えない意識を持つことで、体の感度を高めていきます。さらにモディフィケーション!
□両手を天井にあげる、耳の横にする、横に開くなどポジションを変えてみましょう。とてもカンタン。さっそくやってみましょう!