膝を伸ばせる距離の取り方:グリッサードの基本

2022/09/20

グリッサードのようなバレエ動作にこそ、センスが表れる。

学生の頃、よく耳にした言葉です。

「大技なんて出来ればいいんだ。出来て当たり前。そうじゃない所に上手い下手が出るんだよ」

とあるコーチのお言葉です。

あなたも仲間入り!

“グリッサード“について教えて!

グリッサードは、実にさまざまなジャンプの「前」に組み込まれています。

  • アッサンブレやジュッテなどの「アレグロ系」
  • グランパデシャやグランジュッテなどの「大きいジャンプ系」

もちろん、ピケアラベスクの前など、ジャンプ以外の動作とも組み合わされるけれど、ジャンプ前のグリッサードは大定番だね!

ここで押さえておきたいのはこれ。

  • グリッサードそのものが美しいだけでなく
  • 次の動きに向けて「弾み」をつける
  • つまり、見た目と「動きの機能面」との両立が重要。

これらを実現するために、大人が特に出来るようにしたいことはこれ。

  • 2番目の脚(後に動かす脚)の膝つま先をしっかり伸ばす
    ➡︎伸ばして【見える】事が大事

2番目の脚は、“見ている人の目につきやすい・印象に残りやすい“ のです。

大事なことですので、必ず覚えておきましょう。

ということで、2番目の脚の伸ばし方をガイドします!

徹底攻略!美しくて、機能的なグリッサード

例題、やってみましょう。

*横のグリッサードを想定していますが、どの方向に進むグリッサードでも共通です。

  1. 左脚プリエ、右脚をタンジュセゴン(横)
  2. 左つま先を床につけたまま膝を伸ばし、右脚プリエに移動する

左つま先を床に着けたまま、膝を伸ばすためには「一定のストローク(歩幅)」が必要になります。

試しに、右足を今よりずっと近くに着いてみましょう。

つま先が一度床から離れないと、膝を伸ばすことはできません。

もしくは、つま先が床に着いている場合は、膝が曲がっているはずです。

①から②に移った時の「距離(ストローク・歩幅)」をしっかり覚えておきましょう。

グリッサードでも、この距離が必要です。

必ず、正しい姿勢・正しい骨盤ポジションで試そう。

ここが崩れたら、なんとなくできた感じにはなるけれど、明らかな誤りだよ!

ちなみに「床を押す、使う、蹴る」とは

②で起きるこの現象。

  • つま先は床に留まろうとするけれど
  • 体は移動しようとする時に起きる
  • 「反発」

これを

  • 床を押す
  • 床を使う
  • 床を蹴る

このように表現します。

床を押そうとして、プリエしている方のつま先を「浮かせて」しまうと、推進力が得られず、次に続く動きに弾みをつけられないので注意しましょう。

つま先が床から離れたグリッサードでも原理は同じだよ。

浮くのはNG。アンレールで滑らせるんだ。

まとめ

見た目も美しく、動きの機能も果たせるグリッサードのポイント。

まとめましょう。

  • 2番目の脚を伸ばす重要性を認識しましょう。
  • 一定のストロークが必要です。進むべき距離は進みましょう。
  • 浮かせることと滑らせることの違いを留意しましょう。

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