大人の強い味方となってくれるはずの「肋間」
小さな体ではなく、体が大きくなってから必要とする項目です。
あなたは活かしていますか?
ここではバレエで発揮する前の準備をお伝えしましょう。
“肋間=肋骨と肋骨の間”
骨と骨との「間、隙間」に手指を当ててみると、とても狭い事がわかります。
ここに肋間筋という筋肉があります。
華やかな筋肉ではないかもしれませんが、大人の体には強い味方となってくれます。
ところが、活躍の場を提供されてされていないケースがほとんど。
私たちは、その舞台を提供することで、実に多くの恩恵を受けることができるのです。
やってみよう
肋間が活躍するための準備をしましょう。
次の3つの姿勢で、大きく呼吸をします。
- 立位or座位:胸郭側面に手を当てる
- 立位or座位:鎖骨の下に手を当てる
- うつ伏せ
①②:当てている手を外側に押し出すように、息を吸い、胸郭を膨らませましょう。
③背中に息を入れます。
こちらもオススメ
テキスト『リリースエクササイズ』こんな影響を及ぼしています
肋間がかたく、活動していない(または、微弱)な場合の悪影響。
例えば、こんなことが挙げられます。
- 胸が動きにくいので、お腹で呼吸し、お腹が緩んでしまう。
- 下腹部が出てしまう、引き上げが持続しない。
- 脚に負担がかかり、太くなりやすい。
- 腕を振り回しがち。
- 体幹が安定しない。
- 胸をスライドできないため、肩のラインを水平に保てない。
- 骨盤が支持側に流れてしまい、寄りかかってしまう。
- アラセゴン(横方向)への動きが苦手。
- 付け根が引ける、肋が開くなどの前後運動が生じてしまう。
- 脇を立てることができない、わからない
大人の場合、お腹をはじめとする体幹や体の高さに関するものに、表れやすくなっています。
引き上げや軸を立てる、また、基本を可能とするための材料として欠かすことができません。
言い方を変えれば、肋間を適切に機能させる事で良くなる事がたくさんあるのです。
肋間は大人の強い味方。
活躍できるステージを準備しましょう。
まとめます。
- 大人の体をもつ人にとって、肋間は重要な役割を担っています。
- 肋間が固い事は、お腹や引き上げ、意識しても上手くいかない、持久力などの原因にもなっています。
- 肩のラインや立ち方、引き上げなどを動作中でも正しく保つために必須です。
- 大きな呼吸によって肋間を動かし、バレエに活用するための準備をしましょう。
- 肋間を広げるリリース
- 腕や脚を動かしながらも肋間を活用する
- こんなバレエ動作で活用しよう
ファーストステップ♪
3つの姿勢での呼吸を寝る前までにやってみよう!