日頃のエクササイズやストレッチ。
バレエのためのメンテナンスとしてだけでなく、実際のバレエ動作でどのように役立つのか、どんな悩みに対応可能なのかを知ることは、モチベーションアップや実用性を加えることになります。
ここでは、出来るだけ専門用語を省き、わかりやすい言葉でお伝えしたいと思います。
✳︎「一緒に学ぼう!おニャーさんのバレエのためのメンテナンス」として、不定期でお届けします!
一緒に学ぼう!おニャーさんのバレエのためのメンテナンス|ルルヴェのカカトが低い編
今回使用する教材
テキスト『ストレッチ末梢編』
今回は、「ルルヴェでカカトが低い・上がらない」というお悩みへ、オススメのメンテナンスをご紹介いたします。
それでは、まいりましょう!
まず、コレ。
ルルヴェでカカトを上げようとしても思うようにいかないならば、「可動域の確保」を必要としているのかも知れません。
もちろん、ルルヴェの方法が適切なのか、正しく動かせているのか、そういったこともあるかも知れません。
その上で。
バレエシューズでルルヴェになるということは「足指が反る方向に働く」ということになります。
つまり、[反らせられる量=カカトが上がる量] です。
この可動域があって、方法や動かし方ができるようになります。
逆に可動域が足りないと、間違った動かし方や代償行為(運動)を覚えてしまいます。
これからお伝えする、可動域確保の方法。
特にレッスン前にやっておくと、高いルルヴェがしやすくなるのでオススメです。
一緒にやろう!
まるで、魔法。
カカトがしっかり上がったルルヴェで、必要な可動域を知っておきましょう。
▶︎ルルヴェで必要とする可動域+α
この「+α」の可動域の確保をすることで、実際に「ルルヴェで必要とする可動域」まで動くことができます。
まずは、6ページのウォームアップをやってみましょう。
ウォームアップと記載はしていますが、実は、かなり効果的です。
足指が固まっている大人は、コレをするだけで「さっきまで動かなかった足指が動くようになっている!」なんてことは、日常茶飯事です。
魔法のようで、魔法ではありません。(笑)
特に、左側のマッサージはオススメですので、痛いくらいしっかりやりましょう。
立ち方も一緒に
次のチャレンジは、7ページの足指ストレッチ。
いよいよ、可動域を広げていきます。
最初はピリピリすると思いますので、無理のない範囲で少しずつやってくださいね。
ポイントは、オヤユビの可動域を広げること。
8ページに書かれていることをしっかり守ることが重要です。
一番下の写真は、カマアシです。
この状態のままルルヴェをしていると想像してみてください。
コユビ側に体重が落ちてしまいます。
これは、体に覚えてほしくないことです。
可動域を広げると同時に、ルルヴェの立ち方を想定してやってみましょう!
コレだけでもOK!
繰り返しになりますが、大人は「ウォームアップ」に掲載のマッサージだけでも、足指が動くようになるケースが多いですので、コレだけでも、やってみる価値は十分にあります。
「足指ストレッチまでやっていないんだなー」と思う必要はありません、大丈夫です。
オススメは左側のマッサージですが、忙しい時は、右側のマッサージをざざっとやるだけでもOK!
あまり、神経質にならずにやりましょう。
もちろん、お風呂の中などの「ながら」マッサージでもいいですので、少しでも足を触りましょう。
足指ストレッチは、レッスン前にやってみることが効果的です。
いつもより高いルルヴェができます。
もちろん、それ以外の時間にやってみてもいいですヨ。
できるところからで大丈夫。
やってみてくださいね。
いかがでしたか?
一緒に学ぼう!おニャーさんのバレエのためのメンテナンス|ルルヴェのカカトが低い編
あなたのお悩み解決にお役立てください♪
●使用したバレエテキストはこちら●
テキスト『ストレッチ末梢編』