骨盤グラグラ:バレエの基本を身につけよう

2022/08/18

骨盤グラグラ。もしくは、ポジションが取れていない。

骨盤というと角度(前傾・後傾)ばかりにフォーカスしがちですが、側方から見た時の「位置(ポジション)」もとても重要です。

前後傾の原因になったり、股関節可動を阻害する原因にも。

さあ、一緒に確認してみましょう。

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“骨盤グラグラ・ポジション“について教えて!

大人に多い“症状“です。

  • そもそも、バレエポジションを取った時点で骨盤が引いている。
  • 脚を前後に出す動きで骨盤もズルズルとついていってしまう。
  • 引き上げようとして、脚を引いてしまい骨盤も後ろに移動してしまう。
  • ロンドゥジャンブなど脚につられて腹踊りをしてしまう。

特に、前後の動きは気をつけないと、骨盤がついて行きがちです。

また、バレエに慣れてくると、反対に引き過ぎてしまう傾向も。

いずれにせよ、脚が動いても骨盤のポジションはキープしましょう。

さっそく確認

静止と動作の2パターンで確認してみましょう。

今回あなたにお伝えするのは、ざっとした「あらすじ」のようなもの。

これができればOKではなく、実際のバレエでは、もっと厳密なポジション取りが必要です。

その上で、この内容は、先生に言われる言われないではなく、あなた自身が積極的に確認しましょう。

つまり、先生が注意や提言をできる段階まで、あなた自身であなた自身を引き上げるのです。

問題が何か、できていないことは何かが先生にわかるまでは、自分でやる必要があるよ。提言できる状況になるところまで、積極的に取り組もう。

静止の確認

  1. バレエポジションに立つ
  2. 足(脚ではない)の上方に骨盤を設定する
  3. 側方から確認する

これ以上、後ろに引くことはありません。

大きく高く脚を動かすときも、骨盤が傾くことはあっても、位置が引くことはありません。

動作時の確認

  1. 静止の確認③までを行う
  2. 骨盤の位置を変えずに、前と後ろにタンジュをする

つまり、タンジュをした②でも、骨盤は支持足の上方にあります。

ただし、これはあくまで、側方から見た「前後位置」についてになります。

正面から見て、支持足つま先の方に、骨盤をスライドさせるという意味ではありません。

動作時の確認の補足

ちなみに、正面から見た時の骨盤の位置は、どうなるのか説明できますか?

5番ポジションから、横にタンジュをするとき、正面から見た骨盤はどのようにしたらよいでしょう。

それは、動かさない。

つま先の方に寄りかかってしまう人が多いですが、これは誤りです。

しっかり乗ることと、寄りかかることは異なります。

つまり、こういうこと

タンジュでも、ロンドゥジャンブアテールでも、プレパラシオンで取った5番ポジションから位置を変えずに、脚を動かしましょう。

動かすのは脚です。

骨盤ではありません。

また、重複しますが、脚を高く上げるときには骨盤が傾きます。

位置は原則変わりません。(上級者や、量を出せる場合はアラセゴンにおいて多少変わります)

傾き(角度)と位置(側方からと、正面からの2点)は別ですので、問題を混同しないように注意しましょう。

まとめ

骨盤がどうあるべきか。

まとめましょう。

  • 骨盤は足の上方に設定します。
  • この位置を変えずに脚を動かします。
  • 動かすのは脚、骨盤ではありません。
  • 傾きと位置を分けましょう。

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ファーストステップ

次のレッスンまでに、前と後ろのタンジュで確認しておこう!

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