支持足にしっかり乗る。
一体、何が乗るのでしょう?
考えたこと、ありますか。
あなたが動きやすいように乗ったら、それは、バレエの乗り方ではないのです。
バレエに限った話ではありません。
「ああして、こうして!」と言われたとき、人は無意識に、自分がやりやすいように行動します。
ですから、疑うことが大切なのです。
「待てよ…これは、適切なのだろうか?バレエが、先生が望んでいることをしているのだろうか」
“あなたが動きやすい・やりやすい=正しい“ ではないことを認め、疑いを持つことで、道はどんどん広がります。
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これは、すでに身についている人の感覚。
これから身につけるという段階では、正しい方が大変なのは当たり前だよ。
あなたの「行動パターン」を変えるわけだからね!
どこが乗る?
「支持足にしっかり乗る」という趣旨の指示が出たとき、多かれ少なかれ、水平方向へのパーツ移動が含まれます。
もちろん、バレエでは前後の動きもある訳ですが、ここでは最もシンプルな“水平方向(横)のみの動き“を例題にしましょう。
全てのバレエ動作は、横方向への動きが基本となり、前後へと応用されていきます。
前後の動きは、横以上に“寄りかかりが解決していること“が条件になってくるよ。
バーレッスンで、しっかり取り組もう!
横方向へ進む動きの例
- ピケでルティレやクドゥピエ
- パドブレ
- パドブレスウィビィ
- グリッサード
- アサンブレ、ジュッテ、バロネ など
空間を移動しても、しなくても、体重を両足→片足にする際に必要なパーツ移動。
パッと動けるようになってきたら、このようなバレエ動作に取り入れましょう。
乗るのは、ここ
「しっかり乗って!」と言われると、骨盤を移動させるのは、きっとあなたが動きやすいからです。
あなただけではありません。
多くの大人は、骨盤を支持足のつま先方向にガバッと移動させることで、片足になります。
この方法は、動きやすいでしょうけれど、バレエとしては正しいものではありません。
ここは、何十年とバレエを踊っている人でも多い誤りポイントです。
特に、股関節や膝、足首など脚全般に何らかの問題を抱えている人に多い傾向です。
正しい乗り方にすることで、これ以外のバレエの方程式にも近づいていくよ。
全ては、繋がっているんだ!
今日から、やってみよう♪
今日からインプット
バレエの公式。
インプットしましょう!
- 積極的に乗りにいくのは「胸」です。
↪︎骨盤ではありません。 - 胸は水平に移動、上下はNG。
↪︎肩の水平を保つために必要。 - 腰骨が脇の下より外側に出てはいけません。
↪︎股関節に重さをかけて、捻ってしまいます。
ちょっとだけ解説
- 支持足が左なら、左胸を左方向に移動させます。
この時、骨盤が一緒に移動しないことがポイント。 - 鏡を使って、肩の水平をチェックしましょう。
- 特に、股関節に危険です。
また、これだけ寄りかかってしまうと、脚の骨は内向きになってしまいます。
さらに、おしりに寄りかかっているため。大きくなりやすいので注意。
適切な乗り方。
最初はやりにくくても、体に馴染ませることで、動きやすくなります。
正しい動きが、動きやすいと感じるまで、しっかり継続しましょう。
まとめましょう。
- 正しい動きとあなたがやりやすい動きは、必ずしも一致しません。注意しましょう。
- 横方向への胸の移動を積極的に取り入れましょう。
胸を動かすには、肋間が動ける事が必須
引き上がる体を作る
あなたにクエスチョン
積極的に乗りたいのは、骨盤ではなくどこ?