始まりと終わりにヒント有り[差はここからついている]

いくら良い教師に教わっていたとしても、たとえ、良くない教師に教わっていたとしても
あなたの体が素質として良いものを持っていたとしても、ないと感じていたとしても
歴が長かろうが浅かろうが

上手くなる、キレイになる、バレエらしくなる

この様な要素にすごく関わっているポイントを、あなたはまだ知らないのかもしれません。

その答えを知るために、いくつかの項目を学んでいきましょう。
この項目が理解できる頃に、あなたのバレエに対する向き合い方が、また1つ、見えてくるはずです。

①負荷を重ねることで筋は発達する、ように、刺激を与えられるか

アンバーからアラベスク
アンナバンからアラベスク

同じアラベスクをするにしても、ポジションが違うだけで、異なる筋を使っています。
つまり、スタートが微妙に異なると、運動・動力・バランスまで違ったシチュエーションになってきます。

もしあなたが、一つの筋を鍛えたいと思ったら、同じ負荷をその筋に与え続けますよね?

レッスンでここに刺激を与えたい、それならば、スタートの状況には人一倍こだわらなければいけないでしょう。

②指導者が計算する、上達の方程式から考える

このステップから5番におさめる、これを練習することで〇〇というメリットが生まれると、先生が計算していたとします。

今自分ができる精一杯の5番を実行する時と、なんとなく5番にする時、先生の中では、方程式がそもそも成り立たない事態が発生しています。

信頼関係でもありますが、こう言えばこうなる、こんな言い方をすればああなるかも、と指導者の頭の中で計算は行われているはずです。

一番わかりやすく反映してしまうのが、終わりの形です。
フィニッシュでビシッとするだけ、されど、ビシッと”やり切る”という意味を取り違えてはいけません。

③グループレッスンの価値は、考え方次第で有益になる

分かりやすい所で、集団のトレーニングを思い浮かべてみましょう。
指導側がスタートの姿勢を説明しカウントを数え始めます。

Aさんはスタートの時をきっちり止まって迎えます。
Bさんはスタートの直前までふにゃふにゃして、そこから慌ててスタートの姿勢になります。
Aさんはカウントの最後で、ピタッと止まるようパワーを発揮します。
Bさんは動き続けてしまっています。

Aさん、Bさん、どちらがトレーニングの恩恵を十分に受けるでしょうか?

そもそも、トレーニングというものの効能とは、どんな動きをするかには注目されますが、
「トレーニングの恩恵を受けるための必須条件」には、目を向けられていません。

その必須条件の一つが、スタート・フィニッシュ、ここをキッチリ満たすこと。

どんな身体に効くボディメソッドでも、バレエエクササイズでも、
疎かにすることで、内容を台無しにできてしまうほどの影響力を秘めています…

結論。

スタートとフィニッシュをいつも同じ基準に統一

JBPで展開しているバレエの内容にせよ、ワークの内容にせよ、共通して加味していますが、

WBPの講義では、ここは必ず明確に出します。
(バレエステップ、バレエ形式、方法)

つまり、ここだけでもやることで、上達の方程式を見出すことが可能になりだします。

難しく悩む必要もなく、明快な目標に向かいましょう。

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