今は同じでも、未来は違う:アクションを起こす意義

ワークショップ

2022823日開催

JBP大人専用バレエワークショップ】

脇を上げよう体を浮かせる 脇の大切さ

”苦手克服プロジェクト”膝とつま先 両方伸ばす[伸ばし方]

まずは、脇についてのワークショップ。

個人的には、腕や手首、指先の癖をだいぶ薄めることができたのではないかと思っていますが、いかがだったでしょうか。

当日、お話しさせていただきましたが、脇と言っても実際に脇の下をどうこうするのではありません。

結局は、その周辺をどうするかになってきます。

今回は、脇に関すること、それをどうやって普段のレッスンで活用するのかについて、一緒に取り組みましたが

腕や手首、指先に関しては、もう少し、細かい動かし方・使い方をやってみたらどうかな?と思っています。

上肢に関しては、脚よりもよく動く・動かしやすいために、苦手だという認識が薄い傾向にあります。

重要度ランクがなかなか上がらないのだとは思いますが、我々の中では「腕、手首、手指が苦手」と何年も前からずっと議題に上がっています。

「腕がね…ここがよくなれば、かなり違ってくるのにね」

そんな話を幾度となく重ねています。

今回は、「脇(腋)」というテーマでしたが、腕や指先に関しても手応えを感じています。

バレエらしいか、そうでないかの印象を大きく決める上半身。

腕と指先に関しては、遠からず、特集できることを期待しています!

レギュラーレッスンでの活用法について、少しお話ししましょう。

まず、プリエなどの上下運動がない動きからスタート。

慣れてきたら、プリエが入った時の腕の位置が取れるようになると、脇が落ちずに動けます。

腕の位置と脇の空間を意識してみましょう。

バレエ動作では、アラベスクは重点的に改善したいムーブメント。

動きやすくなりますし、形も美しくなります。

他のWSでも必要であれば「脇」と言うワードを出すようにします。

この日の内容を思い出して気を付けてもらえると、大変嬉しく思います。

大変よくできました。

頑張りました!

夜は、膝とつま先を同時に伸ばす、苦手克服シリーズでした。

膝がはっきり伸ばせるようになった人がいましたね、素晴らしいです。

まだ、伸び切ってはいないものの、以前より伸びるようになった人もいました。

今、伸ばし切ることができていなくても、方向性として「伸びる」行きであれば、そのまま継続しましょう。

同じ「伸ばし切ることができない」でも、「伸びる行き」の切符なのか、「曲がる行き」の切符なのかで行き先が変わります。

目に見えてわかるような結果がすぐに出ていなくても、行き先があっていれば大丈夫です。

伸びるようになった人は、やはりそれなりの努力をしているようです。

本人的には大それたことではないのかも知れませんが、アクションを起こしていることが、確実に身になっているように感じます。

これこそ我々が「やってよかったね」と思える瞬間です。

大人だからこそ、というお話をしましょう。

大人の場合、上手になればなんでもいいというわけにはいきません。

ヘルスケアというのも考えないと、踊る時間を確保できなくなります。

膝を伸ばすという項目は、ヘルスケアを考える上でも大事なこと。

だからこそ、重要度を上げ、アクションを起こし、目に見えて変わったことが、とても嬉しく思うのです。

あなたに知って欲しいことを1つ。

私たちは、決して「上手にさえなればいい」と思っているのではありません。

  • バレエが上手になること、成長すること
  • それによって、心身が充実し
  • 健康的であり
  • ハッピーであること

ここは常に考えています。

膝が伸ばすこと自体の目的は、バレエエレメンツの獲得です。

ですが、それだけでなく、見た目の美しさやその人自身の健康を手に入れることにもなります。

ここは、ケガ予防というよりは、健康への積極的アプローチです。

人によって「フック」となることは異なりますから、自主的なアクションを強制はできませんが、こうした出来事は我々がJBPを継続する「フック」になります。

どうも、ありがとう。

さて、前半では『同時に伸ばす』という項目がふんだんに盛り込まれていましたが、バーレッスンでは違いましたね?

バレエの考え方、わかりましたか?

こうした「バレエ思考」がつくと、何をしたらいいのかが見えるようになってきます。

あれもこれも気を付けなきゃならず、頭がいっぱい、どれから手をつけたらいいのかわからない

そうしたことは減ってきます。

それには「ビジョン」が必要です。

この日、両方のプログラムでは共に「ビジョン」をお伝えした上で進行しました。

この「ビジョン」を認識して取り組めるか。

抜けてしまう、つまり、自己流の方法や自己解釈が始まってしまうのか。

それぞれ行き先が変わります。

こうしたことは、普段のレッスンでは学べないですから、JBPにきた時は意識的にやってみるといいのではないかと思います。

ところで、テレビドラマでこんなセリフがありました。

「遠回りは、悪いことじゃない」

それはごもっとも、もちろんそうです。

ですが、バレエは体を使うものである以上、年々、できなくなることが増えていくのが一般的です。

大人の場合「遠回りすることが悪いことじゃない」かもしれませんが、バレエにおいては、遠回りしていると、その分の時間がなくなるのも事実です。

時間は永遠ではないのです。

ここは、子供とは圧倒的に違います。

ですから、「確実な方法をとり、かつ余計な遠回りをしない」は、大人のバレエではセオリーなのです。

この時間も、とても真摯に取り組んでいた印象を受けました。

エクササイズでの膝と足首、つま先の伸ばし方、忘れないでください。

筋肉や関節が動いても、方法が適切でなければ活かしきれません。

片脚長座での踵の位置、覚えておいてくださいね。

大変よく頑張りました。

今回は、2プログラム全体のまとめをしましょう。

バーの位置を変えたことでの効果が出てきた人がちらほら出現しています。

また、バーを高くすることで効果が出てきている人がたくさんいます。

結構、高く感じた人もいるかとは思いますが、それでも小柄な方を考えてのことなので、それなりに身長がある人は、もっと高くてもいいくらい。

この辺りは、長く悩んできたことではありますが、やってみてよかったと思っています。

それも、皆さんの理解があってこそ。

あなたに感謝を申し上げます。

次は9月プログラムに突入します。

なんと、初日の「足首」は、9月の山場となっています!

以前の「膝を伸ばす」同様、今後の要となりますので、できるだけ1人ずつ回って、踵の向きなどを調整していく予定です。

一緒にやりましょう!

10月プログラムに関しても、まもなくリリースします。

夏から9月にかけての体の基礎から、動作の基礎へと少しずつ移っていきます。

ぜひ、お見逃しなく。

秋の気配も感じられるようになりました。

過ごしやすくなる日が増えてくるといいですね。

8月も大変よくがんばりました。

皆さんのご協力、心より感謝申し上げます。

9月にお会いしましょう!

8月も大変よく頑張りました♪

来月もあなたに会えることを楽しみに待ってるよ。

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