この記事では、正しい前方のアチチュードについてテキストを使って体験します。好きな音楽をかけながらやってみましょう。
使用するテキストはこちら
“座るだけで効く”5つのスタートポジション [オンラインテキスト]
さまざまなエクササイズのスタートポジション5つについての解説。
どんなエクササイズも、スタートに誤りがあると効果が半減します。代表的なスタートポジションを制覇して、ただ座るだけでも引き締まるカラダを作りましょう。
背面の感覚を身につける
この記事では、テキスト31ページの【フロッグ】を取り上げます。
まず、【ベストなスタートポジションへのポイント】3つ目をみてみましょう。”かなり後ろ” という記述がありますが、これこそがポイント。
背面の感覚を身につけましょう。
大人の方がこのスタートポジションを取ると、35ページのNG写真のように背中が丸まりがちです。背中を伸ばそうとしても、思うように行かない場合は10ページの完成度を高めよう!をここでも取り入れてみましょう。もちろん、手をついて構いません。
肩甲骨や腕の動きやポジション、背中の感覚が薄い場合も、チャレンジしてみるといいでしょう。
アチチュードを体験しよう!
アチチュード自体はレッスンで行っていても、正しいアチチュードを体験することはほとんどありません。
ここでは、フロアの力を借りて正しい前方へのアチチュードを体験してみましょう。高さのあるディベロッペなど “通過” する場合も、原則同じ形を通ります。
早速やってみましょう。
①33ページ 発展させよう “A” の形をとる。
②脚の形を変えずに、天井方向に上げる。
ここでのポイントは、2つです。
①フトモモの高さをキープ、内くるぶしをフトモモと同じ高さにすることで、脚を上げる。
②胴体全体の形を変えない。
まず、ここまでやってみましょう。この形ができると、膝下がぶら下がったり、アンディオールが失われることはありません。
こんな活用法もあります
さらにステップアップしたい場合は、アームスをセゴンやアンオーなどにしてみましょう。ただし、姿勢が崩れないように注意。
動作としての応用をしてみましょう。
アチチュードから、両膝を同時に伸ばすとバットマン・フォンデュの練習になります。フロア側の膝が持ち上がらないように気をつけます。
動きの中での股関節可動を高めたい場合は、アチチュードの脚を【アチチュード▶︎パラレルアチチュード▶︎アチチュード】というように、脚を回転してみることもできます。
あるいは、アチチュードに持ち上げた脚をレッグサークルで、グルグルと回してみるのもいいでしょう。
スタートが取れればバリエーション豊か
スタートポジションを正しく取れれば、さまざまなバリエーションに応用できます。
単独のエクササイズとしても、よりバレエ動作に近いものも体験することができます。
フロアでのエクササイズは、床との接地面が固定されるため立位よりも正しい状況を体験しやすいのが特徴です。
上手に活用しましょう。