“しっかり乗る“と“寄りかかり“ とても混同しやすい項目です。
どこのパーツを乗せるのか、それにはどのエリアの柔軟性が欲しいのかを解説します。レッスンで役立ててください。
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なぜ?大人は寄りかかりやすいのか
しっかり立とう、しっかり乗ろうとして、おしりを横に突き出して、“寄りかかって“ しまう。子供よりも、圧倒的に大人に多い傾向です。
その理由は、日常生活で寄りかかる習慣を身につけてしまい、バランスの位置がずれているから。電車の中でも、おしりを突き出した寄りかかり姿勢を本当によく見かけます。これが、バレエでも同じように寄りかかってしまうのです。
日常生活での改善のヒントを3つお伝えします。実際にアクションを起こすと、姿勢筋やインナーマッスルが働きますので、ぜひトライしてみてください。
- 両足で立つ
“休め!“ の立ち方は極力減らす - 顎を上げる、離す
引き顎は、サボり姿勢を招きます - 背を高く保つ
目線を上げるのも有効
ここを乗せよう
バレエでは、両足から片足に乗る時、5番ポジションでの骨盤位置をずらさないのが基本です。
例え、骨盤の位置がずれていなくても、支持側の大転子がボコっと外側に出ているようなら、寄りかかりの可能性は極めて高いことを理解しましょう。
胸を乗せる、脇を立てる
バレエでしっかり載せるパーツは「胸」です。そこからさらに脇を立てることで、肩を水平に保てます。現代のバレエでは、肩を水平に保つのもバレエの基本です。
胸郭側面(上部)に手をあててみましょう。片足になる時、骨盤をずらす代わりに手を押して、胸を乗せます。
肋間の柔軟性アップ!
胸を乗せ、脇を立てる際のマストアイテムは「胸郭側面の柔軟性」です。肋骨と肋骨の間を広げ、まるでアコーディオンのように動かします。
思うように動かない場合は、肋間の筋肉が固いのかもしれません。リリースや肋間のマッサージなどを行うと、血流がアップし、筋肉が働きやすくなります。
- 胸郭側面の肋骨の間を把握する
- 肋骨と肋骨の間に手指を入れ、軽く動かす
JBPバレエWS「胸郭の“わずかな“動き」
乗せるだけでなく、胸郭側面の動かし方を加えると、華やかさアップ!パッと明るく、伸びやかで、バレエらしい動きに変わります。また、陰影がついた動き方なので、ボディラインもキレイに見せることが可能です。
レッスンやバレエ作品に、今すぐ使える踊り方のテクニック。美しい動きを求めている方におすすめです。
まとめ
大人の行動パターンを知った上で、日常でも意識してみましょう。バレエにも良い影響が表れます。
胸を乗せること、脇を立て方を取り入れることで、片足での正しい立ち方へと導きます。胸郭側面が可動すると、ウエスト周りのポジションも安定し、代償運動を減らせます。
ぜひ、取り入れてみてください。
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