日頃のエクササイズやストレッチ。
バレエのためのメンテナンスとしてだけでなく、実際のバレエ動作でどのように役立つのか、どんな悩みに対応可能なのかを知ることは、モチベーションアップや実用性を加えることになります。
ここでは、出来るだけ専門用語を省き、わかりやすい言葉でお伝えしたいと思います。
✳︎「一緒に学ぼう!おニャーさんのバレエのためのメンテナンス」として、不定期でお届けします!
一緒に学ぼう!おニャーさんのバレエのためのメンテナンス|親指が出ちゃう編
今回使用する教材
テキスト『ストレッチ末梢編』
今回は、「親指が出てしまう」というお悩みへ、オススメのメンテナンスをご紹介いたします。
それでは、まいりましょう!
”バレエのルール” です。
バレエでは、親指をしまいます。
親指が出てしまうと、きっと先生に「親指をしまって!」という類の指示をされることでしょう。
それは、バレエの「お約束」だからです。
さて、この親指。
手(hand)の筋で動かしているのならばいいのですが、腕(arm)まで続いている筋で動かしていると、親指が出やすくなってしまいます。
ちょっと難しい話かも知れませんが、腕まで繋がっている筋が必要以上に「おせっかい」しているので、「ご遠慮いただく」必要があるのです。
その上で、親指と人差し指の間をストレッチすることで、親指を出にくくします。
それでは、一緒にやってみましょう!
一緒にやろう!
大人は定期的にチェック
まず、6ページのウォームアップから。
ここで、あなたに確認して欲しいことがあります。
右側の写真のように手を動かしたとき、”末端まで力が入るか、入って見えるか” です。
年齢とともに、手や指先の力は弱くなります。
ここが子供とは圧倒的に異なる点ですので、定期的にチェックするといいと思いますよ!
✳︎末端に力が入りにくい=全身の筋力が低下している可能性が高い。
ジワリジワリ
それでは、腕まで繋がっている筋に「余計なおせっかいのご遠慮」をしていただきましょう。
「おせっかいを遠慮したら筋が淋しがるかも知れない…」そんな心配はいりません!(笑)
彼らには、別の仕事があって暇ではありません!
そちらでしっかり働いてもらいましょう。
12ページ「手首・前腕ストレッチ」をやってみましょう。
けっこうピリピリしますので、ジワリジワリとストレッチをかけましょう。
くれぐれも勢いよくグイッとやらないようにしてくださいね。
かたさを取ろう!
次に、親指と人差し指の間をストレッチします。
ここのかたさを取ることで、親指が中指につきやすくなります。
13ページ「親指と人差し指の選択的ストレッチ」をやりましょう。
ポイントは、親指と人差し指をどんどん離していくこと。
少しずつ、距離をとってみましょう。
✳︎
「正しく動かしやすい環境をつくる=メンテナンス」をすると、正しく動きやすくなるだけでなく、代償行為(運動)も防ぐことができます。
”親指問題” が解決したあとも、定期的にメンテナンスするといいですよ!
いかがでしたか?
一緒に学ぼう!おニャーさんのバレエのためのメンテナンス|親指が出ちゃう編
あなたのお悩み解決にお役立てください♪
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テキスト『ストレッチ末梢編』