バレエでは、特徴的なほどに股関節を良く動かします。そもそも、バレエポジション自体、脚と足は外向きであり、その向きを保ったまま動作を行います。そのため、より広い可動域がある方が、正しい動きを習得しやすいのです。
狭い可動域のままバレエを続けていると、身体に負担がかかりやすくなり、腰痛やケガを誘発してしまいます。
この記事では、効率よく可動域を確保する方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。
ストレッチだけでは可動域が広がらない、理由
可動域は2つに分けて考える必要があります。
- 他動関節可動域
- 自動関節可動域
他動は脱力状態で得ることができますが、自動は筋肉の収縮によって得られる可動域ですので、可動域の範囲は筋力の影響も関係します。
バレエの場合、ただ開脚ができればいい、ということではありませんので、最終的には、自動での可動域を広げましょう。
グランバットマンは、誰かに上げてもらうものではなく、あなたの身体の筋肉の収縮によって行うものだからです。それは、1番や5番ポジションも同様です。
2つの可動域に関しては、こちらの記事で解説しています。
大人におすすめする可動域の広げ方
大人によくある身体の状態や日常生活をふまえた上で、効率よく可動域を確保する方法を紹介します。順にやってみることをおすすめします。
血流が悪く、体温が上がっていない状態だと筋肉をうまく伸ばすことができません。特に、デスクワークの人は長時間イスに座っている影響で、血流が悪くなっている傾向にありますので、軽く動かしておきましょう。
ストレッチでもなく筋トレでもないリリースは、余分な力を抜き、筋肉を弛緩させる効果を期待できます。
筋肉は、収縮できるだけの距離がないと活動することができません。このフェーズでは、可動域そのものを広げるというよりも、収縮できる状態にするために筋肉を伸ばします。
他動関節可動域を広げることを中心に、動かせる範囲を広げていきます。ここでは主に、伸長(伸ばすこと)と弛緩を活用します。
ここでは、対になる筋肉の収縮とターゲットとなる筋肉の伸長を活用して、可動域を強く広げていきます。ここでの可動域拡大の方法は、そのままバレエ動作へと応用することができます。
ストレッチ&トーン
バレエに活用できるまでの可動域は、ストレッチとトーン(引き締め)によって得ることができます。
JBP ストレッチの極意〜実践編〜
専門家監修による股関節ストレッチは、大人に必要な工程や手順を100分で集中的に行います。特に、気温が上がるこの時期は、可動域を広げやすくおすすめです。
まとめ
大人の日常生活は、股関節周りの血流が悪く、可動域が広がりにくい環境にあります。股関節を効率よくストレッチすることで、おしりを小さくする効果も見込まれます。
また、股関節を柔軟に保つと、バレエに役立つだけでなく、ヘルスケアやボディデザインへの良い影響も期待できます。
まずは、動かすことからはじめて、大人に合った方法で可動域を広げましょう。
JBP バレエワークショップ
はじめての人は必ず読みましょう
▶︎https://juncotomono.info/attendance-workshop/
ご受講の流れ
▶︎https://juncotomono.info/attendance/
スケジュール
▶︎https://juncotomono.info/schedule/
JBP
オンラインテキスト
▶︎https://juncotomono.info/online/