2022年7月26日 開催
背中平らと腕と肩~バレエポジションを正しい位置で~
苦手克服プロジェクト~カマアシをどうにかしたい!~
7月ラストのプログラムとなりました。
今月は、バーやセンターを減らし、皆さんが体で集中的に取り組めるように構成しました。
ワークやエクササイズ、フロアバーが中心のプログラムが、比較的多くなりましたが、「知ってる」から「できる、身につける」にシフトしようとしている今、とても大切な事だと思います。
背中と腕のWS。
当日もお話ししましたが、皆さん、本当によく頑張ってくれました。
サボろうと思えばサボれる、けれど、今やるべきをやる!
もちろん、気持ちの影響もあるかとは思いますが、それだけではありません。
体が追いついてきているのだと思います。
そして、「追い込むこと」ができるようになりました。
追い込むことは、誰にでもできることではありません。
特に、筋力不足だったり、発火が遅い人は、頑張りたくても頑張るところまで体が追いつかないのです。
もちろん、そうしたのは「自分」な訳ですが、そこから卒業して追い込むことができるようになったのは、誇りに思っていいことです。
さて、腕って重いと感じましたか?
あの腕を正しい姿勢で支えると、かなり大変でしたよね。
ここに最大のポイントがあります。
フロアで動いた時、腕の重さを実感し、支えることがいかに大変なことか、負荷がかかることがわかったはずです。
けれども、普段のレッスンでは、そこまで感じていないのではないでしょうか。
つまり、片腕をずっとアラセゴンにしていても、特に辛いと思わない。
実は、バーレッスンのアラセゴン。
バレエに慣れていない人が、もっとも「きつい」と共通していたのがコレです。
バレエに慣れていないとはいえ、彼らは、皆さんよりずっと体ができています。
国際大会で表彰台に上がるフィギュアスケートの選手
子供の頃から、野球のクラブチームで活躍していたトレーナー
大学時代、バスケットをやっていた治療家
体育大学でソフトボールを専攻していたフィットネスの専門家
彼らは、片腕をずっとセゴンに保ち続けようとすると、腕がもぎれるのかと思うほど辛いと言っていました。
でも、皆さんはそうではありませんね。
それは「できているから」でしょうか?
残念ながら、答えは「いいえ」です。
彼らは、適切な姿勢で、正しい背面のポジションと正しい腕の位置をとっており、それを自力で行っていたから、辛かったのです。
決して、慣れだけの問題ではありません。
もし、慣れで解決するなら、フロアでやった時、あんなにキツくなかったはずです。
彼らは、立った状態で、あの状態を最初から作り出していたからこそ辛かったのです。
この問題に関しては、何年も前からJBPでは、大きな問題として捉えていました。
とはいえ、すぐにWSを組んでも、効果が出ない状態。
今回、こうしてガッツリ組む事ができたのは、それだけでも、皆さんの体が変わってきたことを意味します。
今回は脚の動きは入れませんでしたが、フロア仰向けで、背中の位置が取れたこと、腕のポジションの成り立ちができたことだけで、私としては、十分良くできたと思っています。
もちろん、この続きがありますので、足の動きをつけても、バレエ動作でもできるよう、また、挑戦していきましょう。
続いては、カマアシ対策。
こちらは、色々はっきり出たなーというのが感想です。
アテールができていない状態でカマアシをなおす事がいかに難しいか、私自身も実感しました。
アテール…ただのベタ足ではありません。
立ち方や姿勢が完璧じゃなくても、一定程度取れていれば、“足首➡︎つま先のコントロール“ でカマアシは改善していきます。
その上で、自分自身の「ウィークポイント」を自覚できているか、優先度を高く設定できているかが、このカマアシ問題には大きく絡んでいるように感じます。
とはいえ、エクササイズに関しては、以前より代償運動が減ってきたように感じます。
もちろん0とはいきませんが、かなり近くなってきた人もいますし、そうじゃなくても、以前より減っています。
エクササイズで良くなってきたところですから、良くなっている「途中」なのでしょう。
カマアシの改善は、体の機能的問題もありますが、本人が気づくかどうかです。
ケガや事故などにも大きく影響するため、呑気に構えるわけにもいきません。
私たちもお手伝いしますので、なるべく早く、改善しましょう。
今、頑張っていることは、忘れたころに結果として表れます。
当日、上手くいかなくても、決して、自分がダメだと思わないこと。
自分を責めないこと。
できていなかった、知らなかった、思うようにいかなかった
これらは、決してマイナスなことではありません。
むしろ、プラスの気づきです。
諦めたら、その時点で終わります。
とにかく、続けましょう。
まだまだ、暑い日が続くようですので、しっかり水分補給&休憩を心がけましょう。
自分の体に耳を傾けることにも、お忘れなく。
大変よく頑張りました、ありがとうございました。
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