脚のアンディオール:方程式と意義 -Phase2 支持側-

方程式

アンディオールという指導言語は、実にさまざまな意味を含んでいます。

代表的な “脚のアンディオール” だけでも、あれとこれとどれと…複数の要素をまとめて “脚のアンディオール” と呼んでいます。

この記事では、脚のアンディオールの方程式として存在するセオリーについてわかりやすく解説します。

方程式は、バレエという観点とカラダという観点からのものですので、基礎として絶対的なものになります。

脚を外向きにするために

脚のアンディオールと言えば、わかりやすいところで何と言っても “脚を外向きにすること” が大きな仕事です。バレエは常に脚(足)を外向きにします。

とはいえ、なんでもいいから脚を外向きにすればいいというものではなく、順序と条件が存在します。その条件の1つが【脚を前に押し出す】ことです。

【動作脚アンディオール方程式は、こちらでお読みください】

支持脚の方程

太腿を前に押し出すことで、脚が外向きにしやすくなります。これは、股関節の構造上のことですので、メソッドやスタイルに関係なく、バレエをするのであれば、必ず取り入れましょう。

次の5ステップをやってみましょう。

  1. 第1ポジションに立ちます。
  2. カカトから脚の付け根までをピッタリとくっつけ、隙間をなくします。
  3. 内くるぶしから手指5本分上の横ラインを前に押し出します。
  4. 太腿を上下半分に区切った横ラインを前に押し出します。
  5. もう一度、姿勢を確認しましょう。
  • 方程式 脚を前に押し出す+脚を外向きにする

【アンディオールについては、こちらもお読みください】

とても多い引き込み

脚のアンディオールで最も多い誤りが、脚を引き込んでしまうこと。「支持脚を引かないで!」という言葉を耳にしたこともあるのではないでしょうか。

脚を引き込んでしまうと、骨盤が前に倒れ、お腹が抜け、背中が反っているかのように胸を突き出してしまいます。この状態で、いくら脚を回してもアンディオールにはなりません。

正しい姿勢をとりましょう。

支持脚を前に押し出すことで、股関節の可動を確保できます。

【アンディオールする姿勢については、こちらもお読みください】

【脚の引き込みについては、こちらをお読みください】

感覚ではなく、目安を持とう

体感ほどアテにならないものはありません。感覚は日々変わりますので、客観的な目安にはできません。

客観的な目安は、体を側方からみたときに【脚全体が垂直になっていること】です。大抵は、後ろに引いています。5ステップが適切にできていれば、脚は垂直に立ちます。

また、他のポジションや片足になったときも同様です。こちらも、合わせて確認しておくとベリーベターです。

バレエは見た目が大事だということを、忘れてはならないね!

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まとめ

脚のアンディオールを構成する要素の1つが【脚を前に押し出す】こと。脚を外向きにしやすくします。

あなたが外向きにできるところまでしっかり開けるように、股関節への負荷を軽減し、関節を守るために、目安を参考にしっかりと前に押し出しましょう。

  • アンディオールとは、複合性の高い指導言語です。
  • アンディオールには、さまざまなアンディオールがあります。
  • 脚のアンディオールには、外向きにするための要素が含まれています。
  • 脚は床に対して垂直になるまでしっかりと前に押し出しましょう。

ファーストステップ♪
支持脚がアンディオールしたところをイメージしてみよう。

【参考:これが全て、アテールを学ぶ】

【Thank you】


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